上まぶたの手術

上まぶたに二重ができる原理を理解していただいたうえで
患者様にあった手術をご提案いたします。

多くの女性ははっきりした二重まぶたに憧れます。
その理由として、目が大きく見える、優しそうな印象を受けるなど様々です。

では、もともと二重まぶたとはなぜそうなる人とそうでないひとがあるのでしょうか?

基本的に上まぶたを開けると上まぶたの皮膚に余りが生じます。
舞台の幕である緞帳(どんちょう)が上がっていくと余った緞帳の布に何カ所かで折り返しができます。
まさにこれが上まぶたに二重ができる原理です。

よって緞帳が硬ければ折り返しが付きにくいのと同様に、上まぶたの腫れぼったい人などでは二重になりにくく、緞帳をあまりあけなければ折り返しが必要ないのと同様に、目の開け方が少ない人は二重になりにくいのです。

よって二重まぶた手術ではこの緞帳の折り返し部分にあたる部位を作ることが大切になり、その部位の高低と目の開け方で二重幅が調整されます。

手術には大きく分けて埋没法と切開法がありますが、二重ができる原理を理解していただいたうえで、患者様にあった手術のご提案をいたします。

治療内容

埋没法

皮膚にたるみがある人、脂肪の多い人、また、年齢的にもずいぶん違います。患者様のまぶたの状態を判断し手術方法を選択いたします。

現在わが国で行われている、二重まぶた手術の約90%が埋没法です。
細い糸を上まぶたに通すことで、上まぶたの皮膚の折り返しのきっかけを作る方法です。

この方法が好まれる最大の理由は、

  1. 術後の腫れが少なく、ダウンタイムが短い。
  2. 傷跡を残さない。
  3. 手術の手技も簡単で、手術時間が短い。などです。

また糸を抜けば、元に戻すことも容易にできます。

手術方法

当院では二点法といわれる方法で行っています。希望するラインを決定してから点眼麻酔と皮膚の局所麻酔後に、片目につき二本ずつ糸を埋没させます。手術は15分ほどで終了します。

埋没2点法

こんな方におすすめします

基本的に、初めて二重まぶた手術をされる患者様にはまず埋没法をお勧めします。
特にもともとアイプチなどで二重を作ることができていた方は埋没法で十分な効果が得られやすく、基本的に半永久的に持続します。

また、アイプチなどではなかなか二重を作ることが難しかった方は、埋没法でも同様に効果の持続が難しいことが多く戻ってしまうことがあります。
親的な発想ですが、毎朝アイプチに時間を費やすような未成年にはまず埋没法をお勧めします。

費用
60,000円

切開法

切開法はまぶたの皮膚にたるみがある人に対する手術方法です。

あらかじめデザインした二重になる皮膚の折り返しラインを、しっかり切開して行う方法です。
思った場所にはっきりと二重のラインを出すことが可能です。

また切開法の最大のメリットは二重にならなかった原因、すなわち上まぶたが折り返ししにくかったいろいろな要素を同時に排除することが可能です。
ただし、切開法では術後の腫れは埋没法に比べ長く続きます。

手術方法

上まぶたの局所麻酔後にデザインしたラインに切開を加えます。同時に必要に応じて脂肪の切除などを行い、腱板(腱板前組織)にしっかりと皮膚を固定します。手術は内容にもよりますが、一時間ぐらいで終了します。

切開法

こんな方におすすめします

埋没法で簡単に戻ってしまった方など、何らかの二重になりにくい要素をお持ちの方におすすめします。

また同時にその要素も排除することを、カウンセリングにて患者様の理想の上まぶたについて理解したのちに、なにをすべきかを提案させてもらいます。

具体的には眼窩脂肪(目の腫れぼったさの原因)の切除、眼瞼挙筋(上まぶたを開ける筋肉)の調整などです。詳細はカウンセリング時にご相談下さい。

費用
230,000円

上まぶたの若返り手術

上まぶたの若返り手術とは、たるみとり、脂肪除去または移植手術、眼瞼下垂手術のことをさします。
年齢を感じる上まぶたによく見られるのが、単純に伸びてしまった皮膚のたるみとは限りません。

過度に脂肪が減ることでの目のくぼみや、逆に脂肪が多くなることでの重そうな上まぶたも老けた印象を与えます。

また上まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能の低下による眼瞼下垂は眠そうな印象を与えるだけでなく、眉毛を上げることで何とか代償しようとするため、おでこにたくさんのしわを作ってしまいます。

よって手術に際しては美容的なアプローチだけでなく形成、眼科的な機能的な改善もふくめてカウンセリングし、それぞれの患者さんにあった手術法を組み合わせて提案しています。 詳しくは、ご相談ください。

たるみとり

単純に皮膚のたるみのみであれば皮膚のみを、脂肪によるたるみがあれば同時に脂肪の除去を行います。

たるみとり
費用
280,000円

眼瞼下垂

眼瞼下垂とは普通に開眼した時に、瞼が瞳孔(黒目の部分)にかぶさった状態で、しっかりと上まで持ち上げられていない状態を言います。

見た目の問題だけでなく目の開けにくさは肩こりや頭痛の原因になることもあり、眼瞼下垂手術にて肩こりや頭痛の改善が認められることを多く経験します。
手術は眼瞼挙筋の短縮、あるいは腱膜の補強を行います。

上まぶたを上げる(目を開く)際に働く筋肉のことを眼瞼挙筋といいます。
眼瞼挙筋は上まぶたの皮下に存在する瞼板という構造物の上端に腱膜を介してくっついています。

この筋肉自体の動きが弱くなることや、接合部の腱膜が外れてくることでその機能が弱くなり目が上げにくい、いわゆる眼瞼下垂が起こります。

眼瞼下垂

手術方法

患者様の様々な状態から最善の方法を組み合わせて手術を行います。基本的には局所麻酔を行いどのような組み合わせの手術であっても1時間ぐらいで手術は終了します。

眼瞼下垂手術

こんな方におすすめします

自分自身で上まぶたの重さを感じてしまう。二重の線がたくさん出てきてしまう。

目の疲れ、肩こり、頭痛が取れない。などいろいろな方に適応があります。

また眼瞼下垂の症状の深刻さによっては、保険適応になることもありますので相談して下さい。

費用
450,000円

診療案内

当院の治療方針